メンタルケア

見逃さないで!気付きが早期発見早期治療のカギ!うつ病のサインを確認する方法

こんな兆候が出たら要注意

気分が沈む

誰でも気分が沈む日はありますが、この期間が二週間ほど続くと注意が必要です。

落ち込んでしまったり、不安感が増したりします。傷付きやすい状態と言えます。

この気分が滅入ってしまう抑うつ気分というのは珍しくないことです。

通常、抑うつ気分から元の状態に戻ります。うつ病はその状態が長引きます。

ひと月ぐらい気分が落ち込んでいる時は、相談しに行くべきです。

興味が薄れる

これまで好きだったことや趣味に興味が湧かない場合は、うつのサインかもしれません。

毎日行っていたルーティンのような動作をやらなくなったりすることがあります。

興味や関心が極端に薄れているため、無理にやろうとするとイライラが募ってしまいます。

何をしても楽しくないと感じ始めたら、抑うつ状態になっている可能性が高いです。

食欲の増減

うつ病は食欲が減るだけではありません。食欲が増えることもあるのです。

ストレス性の過食というのもありますが、食生活の乱れが大きな原因となっています。

治療中も抗うつ剤の副作用で食欲が増すことがあります。体重が増加する人が多いです。

その逆に、何を食べても美味しくない、食欲がなくなってしまう人もいます。

中にはご飯の味がしなくなるケースもあります。こうなると要注意です。

死にたい気分

積極的希死念慮と消極的希死念慮があります。どちらも死を望む気分になります。

消極的希死念慮はなんとなく死にたいと思う抑うつ気分が続くことを指します。

一方、積極的希死念慮は計画的です。死に方を考えたり、遺書の用意をし始めます。

危険なのは積極的希死念慮のほうです。自分で自分をどんどん追い込んでいきます。

「自分自身を死ななければいけない状態」に追い込もうとしているのです。

表面化しない場合も多いので、身近な人のわずかなサインを見逃さないことが重要です。

不眠と過眠

うつ病になると、眠れない・眠りが浅い・早朝に目覚めるといった症状が出ます。

若年層の場合はこの逆で、眠り過ぎてしまうこともあります。

不眠や過眠は自分自身で最も分かりやすい体のサインです。5人に1人が抱える問題です。

眠りに関する不具合は、うつ病の典型的な兆候です。睡眠の質や時間を確認しましょう。

大抵の場合は軽めの安定剤などから治療が始まり、睡眠導入剤に移行していきます。

不眠症にも程度がありますので、重い症状には睡眠薬が処方されることになります。

気怠さが続く

うつ病の半数以上に見られる症状が倦怠感と疲労感です。

ちょっとした日常的な動作がめんどくさくなったり、しんどさを感じてしまいます。

例えば、着替えるだけで疲労感を覚えたり、入浴するのが億劫になります。

ただ座っているだけで気怠くなる時もあります。また、動作が遅くなりがちです。

この症状は顕著に現れます。自覚できる症状なので、早めに対処するべきです。

集中力の欠如

物事に興味はあるのに、集中できない状態が続きます。理解力も低下しています。

文章を読んでいても、中身が頭に入りません。仕事も時間がかかってしまいます。

僕はマンガを読んでもストーリーが把握できませんでした。忘れっぽくなるようです。

仕事にも身が入りません。集中力が途切れてしまい、ぐったりとしていました。

思考力が落ちてきたら要注意です。続くようであれば、すぐ受診するべきだと思います。

判断は二週間

抑うつ気分が二週間以上続けば、既にうつ病になっている可能性があります。

二週間以内に治ってしまえば、うつ病ではなくうつ状態からの回復です。

専門病院の診察を受けるかどうかのは、二週間ほど様子を見て決めてみてください。

かかりつけのクリニックがあれば、紹介状を書いてもらいましょう。

 

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